通常の歩行訓練
後ろ歩き
通常の歩行訓練
もも上げ歩き
やや広め
一直線
普段は歩行器をご利用の男性です。
歩行器ご利用の際は前傾姿勢となり、足があがらずすり足になっており不安定です。また数分歩くと疲れてしまい、もっと長い時間歩きたいと明確な希望をもっておられます。
スペースワンダーを装着すると普段より体幹も伸展し、歩幅も大きく、つま先の挙上角度も増大しています。
はじめは平行棒を両手で把持するところから始め、次に片手、最後は短い距離を設定し、手を離し振りながらの歩行にチャレンジしています。ほかの運動はやや消極的ですが、こちらの歩行訓練はとても喜んでくださっています。歩行器使用時もなるべくご自身の力で安全に歩けるように徐々に訓練の強度を上げ、継続していきます。
普段は自立歩行を行っておられますが、脳梗塞を発症後、右半身の麻痺が残った男性です。麻痺側下肢の荷重は可能ですが、腰背部に力が入りにくく、体幹が前傾し、腰の痛みを口にされます。
左の写真はスペースワンダーを装着してトレッドミルで訓練している写真です。右の装着なしの姿勢と比べ、姿勢をまっすぐに保てています。スペースワンダーは下肢だけでなく、脊椎にかかる荷重も免荷できるため、腰の痛みなく歩行訓練が可能となっております。
通常の歩行は安定していても、段差では不安がある方や、庭の手入れなどしゃがんだ状態から立つときがふらつくという方には、不安定な場所での立位保持や昇降訓練、免荷していなければ転倒や関節痛が伴うような筋力トレーニングも安全に、無理なく行えています。特にバランス訓練はあえてゲーム的要素も入れ、お互いに笑顔も出ますがそれも安全に行えるからこそと思います。