まずは通常と同様に歩いて頂きます。
立位・歩行で右腰部に痛みあり。
それをかばうように小股で歩かれています。
スペースワンダーの装着と平行棒を使用して免荷しながらの歩行訓練。
腰の痛みなく歩け、歩幅も広がりました。
踵接地時に膝関節の伸展や足関節の背屈がスムーズに行えるように下腿三頭筋のストレッチを行います。
膝を伸ばし踵をつけた状態で痛みのない範囲でストレッチします。
足関節を背屈させる前脛骨筋の訓練です。低くてもいいのでゆっくりと上げ、ゆっくり下ろします。
このときお尻を後ろに引いてしまうと代償運動といって、効かせたい筋肉をあまり使わずに行うことになってしまうので、お尻を引かずに行います。
下腿三頭筋の訓練です。母趾球に体重をかけるよう意識して、ゆっくりと背伸びをして、ゆっくりと下ろします。
前傾姿勢にならないように真上に背伸びをする意識で行います。
大殿筋、ハムストリングスの訓練です。膝を軽く曲げた状態でゆっくりと足を後ろに蹴り上げます。
体を前傾させるとうまくお尻に効きにくいので、なるべく体をまっすぐ保ち行います。
腸腰筋と体幹の訓練です。軸足に痛みのない範囲で体重をかけ、ふらついたり、上体が前後左右に傾かないように、意識しながら行います。
上で少し静止させながらゆっくりと上げ下げします。
中殿筋の訓練です。上体が左右に傾かないように意識しながら、足を真横に開いていきます。
つま先を正面に向けたまま行うよう鏡でチェックしながら行っています。
脊柱起立筋と菱形筋の訓練です。
胸を張るように肩甲骨を内転させていきます。
姿勢維持・改善を目的に行っています。
訓練前と比較し、歩幅が広がり、踵から接地し、痛みなく歩けました。
継続していい状態が長く続くように訓練していきます。