※左足の靴にインソールを挿入(写真参照)
歩幅に顕著な左右差。 現在、どちらの足にも痛みがないが左足が前に出ないとのことだった。
ここ数年で転倒はないとのことだが、ふらつき転倒しそうになることは頻回にあるとのことで、歩幅を左右で合わせる訓練をして、安定性の変化をみる。
スペースワンダーを装着して、平行棒も併用して免荷した状態で普段の歩幅よりも大きく踏み込み、線を目安に左右とも同じ歩幅で反復訓練をする。
このとき踵から接地するように意識しながら行う。
慣れてきたところで、ゆっくりめに行っていただき、片脚支持の時間を長めにして負荷をかける。
同じ歩幅を意識しながら歩行訓練。スペースワンダーを装着して反復訓練した後、スペースワンダーを外して平行棒のみで反復訓練。
普段、階段は右足から上っているとのことだったので、左下肢の強化も兼ねて、バランスクッションを利用して、左足から上り、右足から下りる訓練を反復。
あくまでもスペースワンダーや平行棒を使用した状態ではあるが、左右の歩幅を一定にして安定感を感じたとのこと。
通常の歩行でもできるよう訓練を継続する。
インソールを使用していないこともあるとのことで、普段は長い右下肢に荷重がかかっているためか、 触診でも右大腿より左大腿の方が萎縮している。